=2018年 水辺のごみ見っけ! 調査結果==

2018年の『水辺のごみ見っけ!』は、3年目の実施となりました。
調査地点がさらに増え、多くの地域で、多くのみなさまに水辺のごみを調査いただきました(参加人数、調査地点数ともに、前年より増加)。
ごみを調査することにより、水辺のごみへ目を向け、水辺の環境への関心を高めました。


◎調査結果概要

2018年 調査地マップ

■ 参加延べ人数
   11,792人 [前年:10,032人]
■ 調査カ所数
   409カ所(23都道府県で実施)
        [前年:264カ所] 
    内訳: 川376/海岸22 /湖沼11 カ所
■ 調査期間
    2018年4月~11月
■ 調査・回収された総数
  飲料ペットボトル 44,506個 [前年:40,802]

  レジ袋      16,935枚 [前年:13,352]

  カップ型飲料容器  2,432個 [前年:1,712]

◎調査結果からの推測
調査地を、川/海岸/湖沼のそれぞれで集計すると、
全国の川沿いの376地点(のべ150.0km)
  41,433個のペットボトル、11,025枚のレジ袋、1,459個のカップ型飲料容器を数えました。

⇒⇒⇒(調査結果からの推測)
  調査距離は、日本の河川(一級、二級、準用河川の総延長144,046km)の0.104%
  これより推測すると、国内河川に、約4,000万本のペットボトル、
1,000万枚のレジ袋、140万個のカップ型飲料容器があることになります。
幅65mmのペットボトル4,000万本を横に並べると、おおよそ沖縄(那覇)→北海道(稚内)の長さ。
縦38cmのレジ袋1,000万枚を並べると、おおよそ本州一周の長さとなります。

◎参加者のコメント(一部抜粋)

■なぜ、ここにごみがあると考えられますか
[流れてきた、風]
・上流から流れてきた。故意に捨てられたゴミもあれば、雨で道路に落ちていたゴミが川にたどり着いたもののありそう。
・今回は先日の台風接近時に上流から流れてきて樹木、雑草にこびりついていたもの。
・回収したごみの傾向から、その場で捨てられたものより、他から流れ着いたものが多いものと考えられる。
[ポイ捨て]
・ポイ捨てする人がいるから、川の近くでポイ捨てする人がいる。
・駅から歩いて来てタバコも飲み物も終わる頃にあるこの地点。パンの袋などがよく飛んでくるし。。。
[道路]
・車からのポイ捨て。
・袋の中の残留物から、川に捨てられたよりも、道路等のゴミが風で飛ばされて川にたどり着いた印象です。
[コンビニ、BBQ、釣りなどのレジャー関係]
・駅前周辺であり、コンビニもあるため、関連するごみが多くみつかった。上記の他にも、空き缶、弁当容器、傘など多数あった。
・前日の花火大会は雨が降っていたこともあるが、レジャーシートやペグ、場所とり用のテープなどが見られた。マナーの問題あり。
・5月の湖岸緑地ということもありレジャー(BBQなど)の影響が出ているのかもですね。
・つり客等のマナー不足

■ごみを減らすためにできること等、気づいたこと
[ごみを捨てにくい環境づくり]

・人目に付きやすい場所にはごみがない。/背丈の高い草木の陰にごみがある。/定期的な刈込等の管理。/
 近隣住民、地域を巻き込んだ定期的な清掃活動。/ ”私たちの川”意識を持つ人を増やす。
・ごみを無くすには、風に飛ばされないよう外に置かない。安易に捨てない
[広報、掲示の工夫]
・一人一人がゴミ捨てをしないようにルールを分かり易く【外人の方にも(絵や中国語,広東語、アラビア語、インド)も表示する】
・この1~2年ポスターを修理して下さる人や風で飛ばされないように補強して下さる方もあり、随分ゴミも減りました。
・広報活動(つり雑誌、業者、掲示板設置)
[持ち帰り、一人ひとりの行動]
・持ち込んだごみは責任をもって持ち帰る。見つけたら正しいところへ入れる。分別することを忘れずに。
・1人1人ポイ捨てしない優しい心を持つ。
[拾う人を増やす]
・いつもながらですがほとんどは生活ゴミです。生活ゴミの漂着ゴミ。このゴミを減らす方法は簡単です。捨てない人を増やして拾う人を増やす。それだけだと思います。
・こまめに拾ったり絶対捨てないようにする。
・市民による定期的清掃
[総量削減、抜本的な改革]
・最も多かったのはプラスチック、中でもレジ袋。ここまで多く、風で飛びやすいことを考えると、コンビニでのレジ袋の配布を禁止するなどするしかないかも。
・ポリ袋を禁止するなどの大胆なことをしない限り、意図的に川に捨てる人は減っても、ゴミは無くならない気がします。
・不法投棄の罰金を上げる。
[啓発・教育]
・学校では海洋ゴミの問題も取り上げ授業をしているとのことで、教育現場でも関心が高まっている(それだけ問題が顕在化、危機的状況にある)ことを感じる。地道ではあるが、やはり啓発や教育、自分が問題に関与しているという意識化が大事であり、現場で体験することは影響力が大きいと思う。”
・このような活動に1人でも多くの方に参加していただき、まずはごみを捨てないという意識を植え付けていくこと、それを次につなげていくことではないかと思います。
・小さい頃からの道徳教育

・・・このように、調査をすることで、
ごみばかりでなく周囲の環境にも目がいき、何でごみがあるのか?を考えられました。



☆本調査結果を、PETボトルリサイクル推進協議会(専務理事)にお伝えしました。
相当な量のペットボトルが川や海に散乱している状況を報告しました。
きちんと回収されないと、川や海などに流出することになります。
『決められた回収場所にきちんと出すことが大切です!』 と、お話しいただきました。

その他にも、関連する業界団体のこの結果を伝え、対策の必要性を共有しています。
市民、業界団体等が共に、自然界に散乱するペットボトルを減らさなくてはなりません!

[参考]
・日本の清涼飲料用PETボトルの出荷本数は、227億本(※)
・PETボトルのリサイクル率は、84.8%(※)
    ※:PETボトルリサイクル推進協議会2017年度データより

◎結果レポートのダウンロード
『 水辺のごみ見っけ!2018の結果』[PDF]

2018調査結果(概要版)

~~~2018年調査実施団体(一部抜粋)~~~ ☆☆ありがとうございました☆☆
西江建設株式会社、イオン中仙チアーズクラブ、美しい山形・最上川フォーラム、城沼を考える市民会議、山室湧水路の清流保全プロジェクト、自由学園、イオンチアーズクラブ市川妙典、イオン鴨川チアーズクラブ、(株)日水コン、日本山岳会東京多摩支部自然保護委員会、川づくり・清瀬の会、深川海さくら、隅田川流域クリーンキャンペーン、ぱいおにあきっず、空堀川を考える会、イオン日の出店チアーズクラブ、世田谷環境学習会、NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム、新河岸川水系水環境連絡会、NPO法人多摩川センター、NPO法人あそんで学ぶ環境と科学倶楽部、社会福祉法人はぐるまの会、海をつくる会、ファミリー原さん家、東京都市大学環境学部環境創生学科1年生、港北海さくら、瀬谷環境ネット、イオン新発田チアーズクラブ、みずとみどり研究会、下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会・下諏訪南小学校、相賀の里を良くする会・島田市立相賀小学校5年生、PGU東海地区連、南陽イオンチアーズクラブ、なたね通信、淡海を守る釣り人の会、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)、木津川市こどもエコクラブ、関西広域連合本部事務局、こども海ごみ探偵団、大阪市立新北島中学校科学技術部、大東フレンドフォーラム・大阪産業大学エコ推進プロジェクト・大東みどり会・寝屋川・恩智川流域環境フォーラム、だいとう森づくりクラブ、イタセンネット、ガールスカウト大阪府第21団エコクラブ、日本武道玉谷道場スポーツ少年団、PCNS労組作州支部、あわっ子!エコ!クラブ、NPO法人アーキペラゴ、天草海部、次世代のためにがんばろ会、アンパルの自然を守る会、(その他個人多数)
※身近な水環境の全国一斉調査と共にたくさん報告をいただきました。
※11月10日を川ごみゼロの日とし、BLUE SHIPと連携しました。 

◎本調査は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けて実施しました。