《告知》10/21 オンライン全世代リレーミーティングその2 参加者募集

【みんなで新しい未来を創ろう】

今回のテーマは、ボランティア学生団体とのつながりから考える

 全国川ごみネットワークでは、2022年7月から2025年2月まで 全8回のオンラインミニセミナーを展開し、海から流域全体まで深刻化する川ごみ問題について学び、多くの聴講者、とりわけ清掃活動を実践されている熱心な市民の方々に参加いただきました。本セミナーでは、海洋プラスチック、マイクロプラスチック(MP)汚染の問題から、これに対応する環境省の取組み、流出量の把握などを取り上げてきました。そして、プラスチックごみ汚染(特にMP)も水質や生物多様性などと同じく、私たちの身近な水環境全体に関わる問題であり、全ての人たちが自分事とし一緒に取組んでいくべきではと提起されました。それらを踏まえて、「水環境マップ 2.0」の具体的な展開も進められています。

 さて、オンラインセミナーも「学び」の段階から一歩進めて、「広げる」「仲間をふやす」ステージへ移行したいと思います。一級河川の清掃活動では年間40万人、1,000トンが回収されており、これは実に流出ごみの10%に相当するという報告もあります(東京理科大学 田中ら)。その成果・意義は極めて大きいものの、「海洋プラスチックごみの追加的な汚染をゼロにする」ためには、回収に加えて発生源対策・法整備の拡充を更に進めていくことが重要であり、私たちにはもっともっと多くの理解者・仲間が必要なのでしょう。
 2月のセミナーで風間ふたば先生が紹介された「第6次環境基本計画」の中では、市民ではなく「国民」というカテゴリーが使われていました。水環境問題を国民的運動まで昇華させるためには、何が必要なのでしょう? そこでまずは、「全世代で取組む」というポイントに注目し、若い世代も巻き込んだ3つの活動を紹介しながら、お互いに議論し多世代が学び合う全3回の「リレーミーティング」を企画しました。長らくごみ問題に取組まれてきた方々の「豊かな経験値」と若い世代の「柔軟な発想力・行動力」が交わることで、新しい未来が創造できないかというチャレンジです。これまでのオンラインセミナーにいつも参加されている方々には、ご自身のみならず周りの多くの世代の方々に呼びかけいただき、新たに参加される方々は遠慮なさらずに活動の有無に関わらず「新たな未来の創造」に興味がある方ならどなたにでも、お声がけいただけたら幸いです。

 その第1回は、9月に「伊勢湾から世代も超えて流域を繋ぎながら」をテーマにお二人のスピーカーから、多世代協力体制の活動のメリット、地域を支える力などのお話を伺い、多くの学びをいただきました。

 そして、第2回(今回)は、山形県などでの海岸漂着ごみ清掃活動を展開しているNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生リーダーと団体職員のお二人をお招きします。また、第1回に登壇していただいた三ツ松さん(地域の未来・志援センター)を交えての鼎談を通じて、様々な地域や団体とつながっていくための工夫、可能性などを探ります。
もちろん、第1回の参加有無に関わらずご参加ください。

■日 時:2025年10月21日(火)19:00~20:45

■スピーカー:

NPO法人国際ボランティア学生協会所属 出水 響(でみず ひびき)さん

【プロフィール】大学1年生の夏休みに初めて山形のIVUSAの活動に参加。そこから長期休暇に行われる山形の活動には全て参加。2024年夏休みに行われた山形県の海岸清掃の活動でサブリーダー、2025年夏休みにリーダーを務める。

NPO法人国際ボランティア学生協会事務局 箭野 純貴(やの じゅんき)さん

【プロフィール】大学在学時IVUSAに入会。在学時は千葉県九十九里浜、山形県酒田市などの海岸清掃に参加。その他にもインドでの住宅建設や全国各地の自然災害救援活動にも参加する。2023年11月より当会事務局として法人運営のみならず会員への研修、活動の事前準備、事中の引率などに従事している。

〇 コーディネーター:地域の未来・志援センター 事務局長 三ツ松由有子さん

【プロフィール】2013年より環境中間支援組織・地域の未来・志援センター勤務。環境団体ヒアリングを行う中で22世紀奈佐の浜プロジェクトと出会い、2018年より担い手づくり・多世代交流事業を実施。中部リサイクル運動市民の会 事務局次長。大学生人材育成、地方再生(中間支援)などに関わる。

■プログラム:
 19:00~19:05 開催の説明
 19:05~20:00 話題提供・鼎談(スピカー2名+コーディネーター)
 20:00~20:40 みんなで意見交換
 20:40~20:45 閉会・連絡事項説明

■参加費:無料

■参加方法:zoomを利用します。(zoomへのオンライン接続に関しては個人でご負担ください)

■定 員:50名(先着順)

■参加申込方法:

(以下のgoogleフォームをご利用してお申込ください) 

⇒ https://forms.gle/T8KfSFv1YpRJnKmJ7  

・オンラインフォームが利用できない場合は、(1)氏名、(2)所属(ある方)、(3)連絡先Eメール をご記載の上、「9/2全世代リレーミーティング 参加申込」として、以下までEメールでお申込みださい。
送信先: kawa53*kawagomi.jp (*を半角@に変更ください)

◎チラシはこちら
⇒ 10/21オンラインリレーミーティングチラシ(PDF)       

 
 

=== リレーミーティングは以下の3回を予定しています。 ===

●第1回 9月2日(火);伊勢湾流域でのごみ活動と担い手づくり、多世代協働
    〇 魚と子どものネットワーク 新玉拓也さん
    〇 地域の未来・志援センター 三ツ松由有子さん
●第2回 10月 ;ボランティア学生団体とのつながりから考える
   〇NPO法人国際ボランティア学生協会所属 出水響さん
   〇NPO法人国際ボランティア学生協会事務局 箭野純貴さん
●第3回 11月 ;長野県諏訪湖(湖浄連)活動/ 小口智徳さん、信州大学学生たち

※本リレーミーティングは公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受け開催します