
9月2日 「伊勢湾から世代を超えて 流域を繋ぎながら」をテーマに、全世代リレーミーティングをオンラインで開催しました。
今年度のオンライン企画は、従来の川ごみ清掃活動から、「多世代連携による流域全体での水環境保全」へ視点を転換し、長らくごみ問題に取組まれてきた方々の「豊かな経験値」と若い世代の「柔軟な発想力・行動力」が交わることで、「みんなで新しい未来を創ろう」と掲げました。その中で、ベテラン、若者が参加し、話題提供と意見交換が行われました。
前半の話題提供では、伊勢湾流域で活動されるお二人からさまざまな活動の方針やコツなどを話題提供いただき、コーディネーターを加えた鼎談を少々行いました。
後半の意見交換では、学生さんからの発言も多数あり、若者をお客様扱いせず役割を与えることなどの貴重な意見も出され、世代間連携のコツなど全世代連携について皆で考えました。
■タイトル:みんなで新しい未来を創ろう
~伊勢湾から世代を超えて 流域を繋ぎながら~
■話題提供:
①魚と子どものネットワーク 代表 新玉拓也さん
・30代、50代、70代中心の3世代協力体制で、それぞれのメリットを活かして活動
・参加のハードルを下げる
・情報発信の強化 その他
②地域の未来・志援センター 事務局長 三ツ松由有子さん
・3Rだけでは持続可能な社会実現に不十分との判断から一歩進んで、地域の未来支援センターが設立されたこと
・「暮らしを創る力」「なりわい構想力」「地域を支える力」「仲間づくり」などの支援 その他
③鼎談・他(コーディネーター:22世紀奈佐の浜プロジェクト 近藤朗さん)
・COP10提言で次世代担い手育成の重要性→現在は「全世代で学び合う」必要性にシフト
・伊勢湾から天竜川流域まで広がる中部圏多世代ネットワークに拡大する
■参加者の感想など抜粋(アンケート結果、回答23名より)

(理由)
・立ち上がった経緯などが聴けてよかった
・目的がわかり、重ねてきた活動が具体的で整理されていて、経験の継続のダイナミックスさが伝わってきた
・いかに多くの人を巻き込んでいくか、その上でいかに継続していくかという点について非常に参考になった
・各世代への尊重の気持ちもちながら、それぞれに、そしてさまざまな方法で、取り組みの発信を本気で、目的意識的になさっている、その実践と背景が改めてわかった
・お三方とも、関係性の場づくり、種をまく人、繋げる人・・・実践者として共通するもの、大事な役割を担っていらっしゃると思います
・情報が多く、明確なまとまりをとらえることができなかった。
・対談をもっと聴きたかった気がする

(理由)
・学生の意見が聞けて良かった
・それぞれの活動者の熱意を感じた
・幅広い世代の方が参加されており、色々な考え・意見を聞くことが出来て参考になった
・リード良く、学生さんたちの率直な思い、言葉を共有できて、なんだか感動した
・絵空事でない現場の話。今後とこれからが見えた
・全国の方々と、各地の活動を知ることが出来て嬉しかった
・様々な視点が得られてよかったが、どのような活動をしている方からの質問なのかいまいちわかりにくかった
※本オンラインミーティングは、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受け開催しました