2016年から始まった「水辺のごみ見っけ!」(全国水辺のごみ調査)は10年目の節目を迎えました。2025年は、幅広い世代や定期的にごみを拾う個人の方等、参加の層が拡がり、調査件数が大きく増加しました。
ごみを調査することに合わせ、水辺のごみへ目を向け、何でごみがあるのかを考え、周囲の環境への関心を高めました。
◎調査結果概要
■ 参加延べ人数
12,295人 [前年:13,203人]
■ 調査件数
986件(40都道府県で実施) [前年:39都道府県 820件]
※内訳:川929 /海岸44 /湖沼13件
(その他、まちで34件)
※同じ地点でも調査時期が異なる場合は複数件数としてカウント
■ 調査期間
2025年4月~11月
■ 調査・回収された総数
飲料ペットボトル 32,225本 [前年:38,323]
レジ袋 5,689枚 [前年:5,266]
カップ型飲料容器 2,365個 [前年:2,745]
●レジ袋は下げ止まり
前年比で、参加人数は減少したものの、調査件数、調査距離が増加しています。個人や少人数グループによる参加が増えたためと考えられます。
その年によって調査された個数の増減はあります。レジ袋は2020年の全国的な有料化以降に減少傾向がありましたが、下げ止まりとなっています。さらなる対策を進めなくてはなりません。

●河川管理者の調査協力
2022年以降、国土交通省の河川管理者も多くの河川で本調査を行っています。
2025年は、51水系、計84地点での調査の報告がありました。

⇒水辺のごみ見っけ!2025の結果[概要版][PDF:480KB]
◎参加者のコメント
調査と共に、参加者から、なぜこの場所にごみがあると考えられるか、気になったごみ、ごみを減らすためにできることなどのコメントをいただいています。その一部を紹介します。
【なぜこの場所にごみがあるの?】
●場所や環境要因
・ひと目につきにくい場所(捨てられやすい環境がある)
橋の下、雑草が繁茂、外から見えにくいところでは心理的に捨てられやすい
・車両通行が多い堤防道路、信号待ちの車両からの不法投棄
●人の行動要因
・住宅地を流れる川の橋の上から通行人がポイ捨て、喫煙者の吸い殻ポイ捨て
・野球場、スポーツ広場、バーベキュー、釣りなど河川利用者が多いところでの放置
●管理・システム上の要因
・ごみ集積所の不備(川沿いに集積所があり飛来する)
●自然要因
・漂着(常時の上流からの漂着、洪水時のごみが取り残される)
【ごみを減らすためにできることは?】
〇市民から
・「捨てる人より拾う人」を周知し、住民の意識を変えていく。マナーの徹底を粘り強く継続
・ごみ箱設置。逆に撤去して持ち帰りの徹底
・監視体制の強化
〇河川管理者から
・利用者に向けた啓発。地域への啓発
・こまめな回収、草刈り、清掃活動などで綺麗な状態を保つ
・監視カメラの設置
・車両の進入禁止、看板設置など設備の改善
・排出者への働きかけ
【その他】
・散歩中の人から「ご苦労様」と声をかけられることもあり、活動の励みになる(市民)
・シギやチドリの良い餌場だが、泥の中にプラスチックごみが埋まっている(市民)
・昔は汚い川だったが、現在は工場への指導などもあり、美しい水に戻っている(市民)
・散乱状況から、家庭ごみを袋ごと投棄している人がいると思われる(河川管理者)
・全体的としてはゴミが少なく、利用者のマナーが良いと感じた(河川管理者)
など
本調査は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けて実施しました。