《告知》11/6 オンライン全世代リレーミーティングその3 参加者募集

【みんなで新しい未来を創ろう】

今回のテーマは、連携で広がる可能性 ~大学生の環境アクションを活かす&活かされる~

 全国川ごみネットワークでは、2022年7月から2025年2月まで 全8回のオンラインミニセミナーを展開し、海から流域全体まで深刻化する川ごみ問題について学び、多くの聴講者、とりわけ清掃活動を実践されている熱心な市民の方々に参加いただきました。本セミナーでは、海洋プラスチック、マイクロプラスチック(MP)汚染の問題から、これに対応する環境省の取組み、流出量の把握などを取り上げてきました。そして、プラスチックごみ汚染(特にMP)も水質や生物多様性などと同じく、私たちの身近な水環境全体に関わる問題であり、全ての人たちが自分事とし一緒に取組んでいくべきではと提起されました。それらを踏まえて、「水環境マップ 2.0」の具体的な展開も進められています。

 さて、オンラインセミナーも「学び」の段階から一歩進めて、「広げる」「仲間をふやす」ステージへと移行しつつあります。一級河川の清掃活動では年間40万人、1,000トンが回収されており、これは実に流出ごみの10%に相当するという報告もあります(東京理科大学 田中ら)。その成果・意義は極めて大きいものの、「海洋プラスチックごみの追加的な汚染をゼロにする」ためには、回収に加えて発生源対策・法整備の拡充を更に進めていくことが重要であり、私たちにはもっともっと多くの理解者・仲間が必要なのでしょう。
 2月のセミナーで風間ふたば先生が紹介された「第6次環境基本計画」の中では、市民ではなく「国民」というカテゴリーが使われていました。水環境問題を国民的運動まで昇華させるためには、何が必要なのでしょう? そこでまずは、「全世代で取組む」というポイントに注目し、若い世代も巻き込んだ3つの活動を紹介しながら、お互いに議論し多世代が学び合う全3回の「リレーミーティング」を企画しました。長らくごみ問題に取組まれてきた方々の「豊かな経験値」と若い世代の「柔軟な発想力・行動力」が交わることで、新しい未来が創造できないかというチャレンジです。これまでのオンラインセミナーにいつも参加されている方々には、ご自身のみならず周りの多くの世代の方々に呼びかけいただき、新たに参加される方々は遠慮なさらずに活動の有無に関わらず「新たな未来の創造」に興味がある方ならどなたにでも、お声がけいただけたら幸いです。

 その全3回の、リレーミーティングも最終回となりました。

 第1回は、9月に「伊勢湾から世代も超えて流域を繋ぎながら」をテーマにお二人のスピーカーから、多世代協力体制の活動のメリット、地域を支える力などのお話を伺い、多くの学びをいただきました。

 第2回は、10月に「ボランティア学生団体とのつながりから考える」をテーマに、国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生リーダーと団体職員さんらから、学生にとっての魅力、地域や団体とつながっていくための工夫などを学びました。

 そして、第3回(今回)は、長野県内でのイベントサポート活動から、グループとして徐々に活動を広げて勢いのある大学生さんたち信州こどもエコレンジャー MAGES(マージーズ)のみなさんをお招きし、様々な団体と連携で広がっていくための工夫、可能性などを学びます。
もちろん、初めての方でもお気軽にご参加ください。

■日 時:2025年11月6日(木)19:00~20:45

■スピーカー:

信州こどもエコレンジャー MAGES 眞嶋 美波(まじま みなみ)さん

【プロフィール】神奈川県大和市出身、信州大学農学部在学。信州こどもエコレンジャー MAGES(マージーズ)を結成。子どもたちへの環境教育や清掃活動に参加するなど活動をしている。

信州こどもエコレンジャー MAGES(マージーズ) のみなさん

プロフィール】メンバーは信州大学農学部に在学。2024年に「信州こどもエコレンジャー MAGES(マージーズ)」を結成。今年度は岡谷こどもエコクラブと連携してマイクロプラスチック観察会を実施するなど環境教育に力を入れている。

下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会 副会長 小口 智徳(おぐち とものり)さん

【プロフィール】長野県岡谷市職員。2004年に下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会に入会し、諏訪湖の漂着ごみ問題に取り組んでいる。第1回川ごみサミットへの参加を契機に全国川ごみネットワークに入会。 2017年に人事異動で環境課の配属となり、以来、岡谷こどもエコクラブ事務局として、体験を通じて環境のことが学べる様々な企画を運営している。 岡谷市市民環境部環境課 統括主幹兼環境政策・ゼロカーボン推進主幹事務取扱

■プログラム:
 19:00~19:05 開催の説明
 19:05~20:00 スピカーからの話題提供
 20:00~20:40 みんなで意見交換
 20:40~20:45 閉会・連絡事項説明

■参加費:無料

■参加方法:zoomを利用します。(zoomへのオンライン接続に関しては個人でご負担ください)

■定 員:50名(先着順)

■参加申込方法:

(以下のgoogleフォームをご利用してお申込ください) 

⇒ https://forms.gle/T8KfSFv1YpRJnKmJ7  

・オンラインフォームが利用できない場合は、(1)氏名、(2)所属(ある方)、(3)連絡先Eメール をご記載の上、「11/6全世代リレーミーティング 参加申込」として、以下までEメールでお申込みださい。
送信先: kawa53*kawagomi.jp (*を半角@に変更ください)

◎チラシはこちら
⇒ 11/06オンラインリレーミーティング3チラシ(PDF)       

 
 

=== リレーミーティングは全3回で開催しています。 ===

●第1回 9月2日(火);伊勢湾流域でのごみ活動と担い手づくり、多世代協働
   〇 魚と子どものネットワーク 新玉拓也さん
   〇 地域の未来・志援センター 三ツ松由有子さん
●第2回 10月21日(火);ボランティア学生団体とのつながりから考える
   〇NPO法人国際ボランティア学生協会所属 出水響さん
   〇NPO法人国際ボランティア学生協会事務局 箭野純貴さん
●第3回 11月6日(木);連携で広がる可能性~大学生の環境アクションを活かす&活かされる~
   〇信州こどもエコレンジャー MAGES(マージーズ) 眞嶋美波さん
   〇信州こどもエコレンジャー MAGES(マージーズ) のみなさん
   〇長野県諏訪湖(湖浄連)活動/ 小口智徳さん、信州大学学生たち

※本リレーミーティングは公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受け開催します