《報告》オンライン全世代リレーミーティング2 (2025/10/21 山形)

10月21日 「ボランティア学生団体とのつながりから考える」をテーマに、第2回の全世代リレーミーティングをオンラインで開催しました。

 前半の話題提供では、NPO法人国際ボランティア学生協会の学生リーダーと事務局のお二人から活動の様子や準備・研修のことなどを話題提供いただきました。コーディネーターを加えての鼎談では、社会問題に取組むことの学生にとっての魅力、人をマネジメントする難しさ、相手を信頼して動くことなどの話を伺いました。
 後半の意見交換では、どのように学生たちを集めているのか、運営側は手を出しすぎないコツなど具体的な進め方について質疑応答をしながら多世代との連携について皆で考えました。

■タイトル:みんなで新しい未来を創ろう
~ボランティア学生団体とのつながりから考える~

■話題提供:
①NPO法人国際ボランティア学生協会所属 出水 響さん
・NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)は全国に30支部、
 約80大学の約2,600人の大学生が所属。
 災害救援、国際協力、地域活性化など様々な分野で活動。
・山形では、海流などで漂着するごみが多いが人手不足であることを知り、活動を始めた。
 継続的に活動し、今夏で14回目となる。
・大学生が未来につなげるため、環境問題や海洋問題に真剣に取り組んでいる。
・清掃活動だけでなく、自然や、参加者との共同生活を送れることも魅力。 他
②NPO法人国際ボランティア学生協会事務局 箭野 純貴さん
・IVUSAでは、活動実践の前の準備を重要視している。個人の目標設定をし、研修で自己理解、他者理解、社会課題を知る。実践し、さらに新たな問題意識を持ち研修するというサイクルとなる。
・活動には、裏方など様々な役割が必要で、それぞれが役割を持って活動に参加している。 他
③鼎談(コーディネーター:地域の未来・志援センター 事務局長 三ツ松由有子さん)
・学生にとって、社会問題に取り組む魅力は、人生経験。ひとつのことを成し遂げる労力を知れること。
・活動の根幹・本質を見極める目が重要。
・若い人たちの成長に重点をおいている。
・メンバーを信頼すること。経験や知識が乏しい中でのアイデアが生まれる。

■参加者の感想など抜粋(アンケート結果、回答10名より)

[前半の話題提供・鼎談は?]
・大学生の活動を知り参考になった
・活動内容や話題提供者の事、研修内容等様々な事を聞き、知れて勉強になった
・自分の興味のある活動、悩んでいる部分も聞けたのでよかった
・IVUSAの活動を知れた
・IVUSAの若い人の33年にも及ぶ活動に感嘆した。ただ、それだけに双方向での面と向かっての話し合いができる機会がほしいと思った

[後半の意見交換は?]
・今後の活動にも非常に参考になった
・取り組みへの熱心さが伝わった
・より詳細、自分が気づかなかった角度の質問の返答も聞けて良かった
・様々な視点の質問があり、考えることが多かった
・せっかくの機会なので一言でもいいから参加者からの紹介を聞きたかった
・IVUSAの突っ込んだ質問や応答になってほしかった

※本オンラインミーティングは、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受け開催しました