2020年 水辺のごみ見っけ!調査結果

2020年の『水辺のごみ見っけ!』は、新型コロナウィルス感染症の影響で、昨年より調査件数、調査人数が少なりましたが、多くの団体・個人の方に調査ご協力いただくことができました。
ごみを調査することにより、水辺のごみへ目を向け、水辺の環境への関心を高めました。


◎調査結果概要

■ 参加延べ人数:2,346人[前年:9,305人]
■ 調査件数  : 398件(22都道府県) [前年468件(27都道府県)]※
        内訳:川351 /海岸12・海中11 /湖沼24件
 ※同じ地点でも調査時期が異なる場合は複数件数としてカウント
■ 調査期間  :2020年4月~11月
■ 調査・回収された総数
 飲料ペットボトル 8,382本 [前年:33,782]

 レジ袋       7,045枚 [前年:15,008]

 カップ型飲料容器 2,346個 [前年:2,087]
  
  
◎水辺のごみの状況
調査地から、海中(11件、計0.55km、ペットボトル204本、レジ袋879枚、カップ型飲料容器61個)を除くと、調査した水辺の387地点(のべ108.94km)で、8,178本のペットボトル、6,166枚のレジ袋、1,066個のカップ型飲料容器を数えました。
 
⇒⇒⇒これより
水辺約13mに1本のペットボトル
レジ袋は約18mに1枚、カップ型飲料容器は約100mに1個が散乱していることになります。
 
◎結果は、飲料等の業界団体に報告しています
PETボトルリサイクル推進協議会、全国清涼飲料連合会、日本プラスチック工業連盟等へ毎年結果報告をしています。
日本の清涼飲料ペットボトルの出荷本数は236億本、
ペットボトルリサイクル率は85.8%です(PETボトルリサイクル推進協議会のデータ2019年度より)
清涼飲料業界は、お客様、政府、自治体、関連団体等と連携しながら“2030年までにPETボトルの100%有効利用を目指す”と宣言しています。
きちんと回収されないと、川や海などに流出することにもつながります。

作る人・売る人・使う人、みんなで自然界に散乱するプラスチックを減らしましょう
 

北海道・東北
北海道・東北
関東
関東
中部
中部
近畿
近畿
九州・沖縄
九州・沖縄


『 水辺のごみ見っけ!2020の結果パンフレット』(A4判・4ページ)[PDF:5.2MB]



◎参加者のコメント(一部抜粋)
■■■なぜ、ここにごみがあると考えられますか■■■
[流れてきた、風]
・強風でゴミステーションから川に飛ばされたものが流下してきた。(売買川)
・上流から流れてきたと思われる。(東川)(山科川)(瀬田川)
・レジ袋や発泡スチロール等は上流からの流れで破損しているものが多い。(目久尻川)
[増水]
・前の雨で増水して流されてきたごみが水位低下に伴い草に引っかかったため。(柳瀬川)
・たいふうで水がふえたときに、ながれついたとおもう。(野洲川)
[流入河川]
・三河川が合流する川であるため。(馬込川)
・支流の合流地点、上流にキャンプ場がある。(草津川)
[農業系]
・周囲が田畑のため、農業用のビニール類が風で飛ばされて川に入り滞留している。(大川)
・他に飼料空袋などがあり、上流脇の畑から落ち流れてきたものかもしれない。(山田川)
[不法投棄]
・不法投棄されたと思われる大型ごみやタバコのフィルターがありました。(十勝川)
・橋上からの投棄や川上からの漂流。(鍋田川)
[不法投棄 -ポイ捨て]
・定期的に未分別の家庭ゴミを捨てている人がいる。ポイ捨て、置き忘れ。(多摩川)
・川沿い歩行者によるポイ捨て、周辺住宅からの散乱によるものと考えられる。(東川)
・ついポイ捨て(置き捨て)するのでは?(恩田川)
[不法投棄 -レジャー]
・釣り人が捨てていく。(多摩川)(琵琶湖疎水入口)
・釣り人、バーベキュー、川原、愛犬散歩等、この場所でのポイ捨て。(多摩川)
・レクレーション施設内のBBQやキャンプ等のレジャーで出たごみの投棄が大半だと見受けられる。(琵琶湖)
[不法投棄 -道路・車]
・通学路のため。(滝沢川)
・川沿いの道路からのポイ捨てが流れ着く。(保津川)
・河川敷が整備されている。河川敷上は道路で投げ捨ての可能性もある。(遠賀川)
・①車からのポイ捨て,②近くの道路から風雨で流入,③干潮帯のため上下流より漂着。(庄内川)
・車からのポイ捨て。投げ捨て。(東檜尾川)(洲本川)(遠賀川)
・ガードレール沿いにゴミが捨ててあったので、駐車した車の中で食事休憩やドリンクタイムを取った後捨てたように感じました。(飯尾川)
[地域・人の行動から]
・近くにコンビニがあるからだと思われます。(弁天池)(有馬川)(高取川)
・上流域に集落が多いため。(赤城白川)
・人が捨てるから。家に持って帰らず捨てたから。ごみばこがなかった。(ながせ川)
・川岸の近くにスーパーがあり、スーパーで買った食べ物等のごみを川岸に捨てていると考えられる。下流側の近くには駅があり駅構内や駅周辺にはいくつかの店があるので、人が食べ物や飲み物を買って出たごみを川へ捨てているのだと考えられます。(恩智川)
・住宅地にある。コンビニも近くにある。コロナ自粛中には水面のごみが少なかったことからも、人の活動や行動によってごみが散乱しがちなことがわかる。(不忍池)
・ゴミ箱が設置されているから。(淀川)
・ホームレス(淀川)
[地形から考える]
・橋脚のため水のよどんでいる部分にたまってしまったものと考えられる。(名古屋)
・川幅が広がり水流がワンド内へ流れ込むため。(淀川・庭窪)
・見つけた場所は草むらが多く流されてきたゴミが引っかかりやすかったのではないか。(武庫川)
[人の意識]
・個々人のごみに対する意識の低さ。(名古屋)
・川だとゴミを捨てやすいという謎思考を持っている人が少なくないから。(長瀬川)

 
■■■ごみを減らすためにできること等、気づいたこと■■■
[持ち帰り、一人ひとりの行動]
・持って来たものは、責任を持って持ち帰る。(白水川)(方男波)
・一人一人の心掛けとゴミを拾う習慣が必要。(東檜尾川)
・全てのヒトが環境を大事にして、ゴミも炭酸ガスも出さないよう心がけること。(空堀川)
[回収・早めの回収]
・発泡スチロール片は微細化しやすいものなので、早めの回収が必要である。(諏訪湖)
・ゴミは身近にあるうちに回収したほうがよい。大きな川に入ってしまうと気づいても手が届かず、簡単に回収することができない。(落合川)
・見つけたゴミを放置しない。(二ツ川)
[ごみを捨てにくい環境づくり-きれいに]
・ゴミを捨てるのが躊躇われるような、綺麗な状態を保つ。ゴミが捨ててあれば、なら自分もと思うのが人間の心理。(淀川)
・地道な活動できれいにしていれば誰も捨てなくなります。(山崎川)
[ごみを捨てにくい環境づくり-監視体制]
・ごみを捨てにくい環境づくり。出入りの規制をされると困りますが、監視体制の強化は必要かも知れない。(十勝川)
[広報、看板]
・看板などをつくって,ごみを捨てないように呼び掛けたい。(山科川)(長瀬川)
[総量削減、抜本的な改革]
・プラスチックごみ。循環型社会の実現。(空堀川)
・本人の自覚。プラごみを減らしていく。(琵琶湖疎水入口)
・まず家庭からごみの分別を行うこと。(滝沢川)
[モラル向上、意識向上]
・たばこの吸殻や飲料容器が多い。ポイ捨てをする人のモラル向上を図る必要がある。(東川)
・釣り針のついた釣り糸が多く大変危険。マナーを守って欲しい。(浜名湖)
[呼びかけ]
・農業用のビニール類の量が多く農家にも呼び掛ける必要があると思います。(大川)
・今回はタバコの吸殻を364本も回収。コロナの影響もあったかと思いますが、JTも巻き込んで、喫煙者への啓発をしっかりしなければならないかもしれません。(諏訪湖)
[器具・しくみ]
・ゴミが海に行く前に、河口手前でネットのようなものでゴミを集めて回収出きるようなシステムが欲しい。(淀川)
・ごみ箱の扉に鍵をかけてはどうか。(不忍池)
・もー少し市営のゴミ箱を増やしてもいいと思う。(千里川)
[その他、気づいたこと等]
・少なくともボランティアに参加した人は今後、ごみを捨てなくなると思う。(瀬田川)
・6日前と同じ場所で調査したが、ゴミはゼロではなかった。(白水川)
・昨年よりも減っている。(阿賀野川)
・レジ袋がとても多かった。だから,レジ袋が有料になったのかもしれないと気がついた。(山科川)
・ごみ箱が設置されており、みんなそちらにちゃんとすてていたようでした。レジ袋も落ちておらずコロナの影響で訪れる人が少ないのかと思います。(賀茂川)
・コンビニのすぐ近くにはゴミが少ない印象で、少し離れたところに多かった。 これはコンビニで買ったものを食べ終わってから捨てているからだと思いました。また、もう片方の岸はゴミはほとんど落ちていなかった。これはコンビニのある方と比べて草等のゴミを隠せるものがなくて、ゴミを捨ててあるのがバレるというのが大きいと思いました。対策として、見られてると思うとゴミを捨てづらいと思うので、見られてると感じるような看板を立てるのがいいと思いました。(高取川)
 
・・・他にも、今回は、マスクが多かったことを多くの方が報告してくれました。
このように、調査をすることで、ごみばかりでなく周囲の環境にも目がいき、何でごみがあるのか?が考えられました。

 

 
~~~2020年調査実施団体・個人(掲載希望しない団体・個人を除く)~~~ ☆☆ありがとうございました☆☆
[北海道・東北地方]
西江建設株式会社、帯広稲田冒険遊びの会、NPO法人パートナーシップオフィス、美しい山形・最上川フォーラム☆、阿賀川・川の達人の会、高橋双葉、他

[関東地方]
NPO法人新田環境みらいの会、南橋の自然観察と環境を守る会、八木原ボランティア、新河岸川水系水環境連絡会☆、所沢市環境クリーン部プラスチックスマートタスクフォース、山室湧水路の清流保全プロジェクト、境川であそぼう実行委員会、大堀川の水辺をきれいにする会、自由学園、ふるさと清掃運動会、みずとみどり研究会、空堀川を考える会、海をつくる会、NPO法人海さくら、ファミリー原さんち、ミライ桂川、富士川ファンクラブ六郷地区、福田隆行、高橋隆昌、他

[北陸・中部地方]
岡谷市環境課、下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会、海をつくる会、浜松の海を守る会、学生ボランティア企画集団NUTS、あしよくらぶ(こどもエコクラブ)、庄内川に中川区の木黒松並木つくり隊、名古屋みなとイオンチアーズクラブ、なたね通信、山田優子、他

[近畿地方]
NPO法人子どもネットワークセンター天木村こんぺいとうクラブ、けいちゃんたんけんたい、人と自然を守る会、草サッカー@野洲川、淡海を守る釣り人の会、中洲野洲川探検隊、NPO法人あめんど、未来を創造する釣り人、京都市立池田小学校5年生、NPO法人プロジェクト保津川、ガールスカウト大阪府8団、大東環境みどり会水河川グループ、寝屋川・恩智川流域環境フォーラム、パナソニックエコリレージャパン、安威川の自然を守るネットワーク、高槻市立第六中学校・自然観察同好会、大阪商業大学 原田ゼミ、大東環境みどり会 水河川グループ、パナソニックエナジー労働組合洲本支部、日本武道玉谷道場スポーツ少年団、他

[中国・四国地方]
西日本シティ銀行広島支店、あわっ子!エコ!クラブ、他

[九州・沖縄地方]
遠賀川いかだフェスタ実行委員会、遠賀川流域住民の会、嘉穂水辺の楽校周辺の環境を守る会、金辺川を守る会、サクラの会、小竹に住みたいまちづくりの会、笹尾川水辺の楽校運営協議会、田川ふるさと川づくりの会、中島自然再生協議会、原田自治犬鳴会、響みどりの会、水の会、他
(敬称略/順不同/その他個人多数)

※☆印は、関連団体でもたくさん調査いただいています。
※身近な水環境の全国一斉調査と共にたくさん報告をいただきました。
※11月10日を川ごみゼロの日とし、BLUE SHIPと連携しました。

◎本調査は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けて実施しました。