《報告》オンライン全世代リレーミーティング3 (2025/11/6 信州)

11月6日 「連携で広がる可能性 ~大学生の環境アクションを活かす&活かされる~」をテーマに、第3回の全世代リレーミーティングをオンラインで開催しました。

 まず、岡谷こどもエコクラブ事務局を担っている小口さんから、岡谷市でのこどもたちの環境活動とその支援の状況の紹介。そして、その子どもたちの活動を支えている信州大学の信州こどもエコレンジャー MAGES(マージーズ)の眞嶋美波さんとメンバーらが、活動について紹介しました。 学生たちは世代やエリアを越えた交流から学ぶことも多く楽しく活動していること。また小口さんからは、若者の参画をサポートするためのポイントなどをお話いただきました。  後半の意見交換では、活動や人の継続、繋ぐことなどについて様々な参加者からの情報交換や意見交換がなされました。

■タイトル:みんなで新しい未来を創ろう
~連携で広がる可能性 ~大学生の環境アクションを活かす&活かされる~

■話題提供:
①下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会 副会長/岡谷市環境課 小口 智徳(当ネットワーク理事)
「若者たちが活躍できる場をどのように創出するか」
・岡谷こどもエコクラブは市内の小学校1-6年生を対象。年8回。様々な活動
・眞嶋さんは昨年5月の活動に初めて参加。その後の活動や環境学習等に協力。
 昨年の奈佐の浜の活動に参加し、宿での環境学習を担当してもらった。
  (「役割」と「活躍の場」が重要。学生を「お客さん」にせず、「仲間」とする
 →今年度のこどもエコクラブ活動で学生用の枠を設け担当してもらった。
 →別の企画を任せる。発表するなど。
②信州こどもエコレンジャー MAGES 眞嶋 美波さん
・大学の基金に採択され、交流が増え、活動の幅が広がり、主体性向上、知識を身につけた。
・中部いい川ワークショップで、流域の環境問題などを学び、活動への思いが強まった。他
③MAGESのみなさん & 小口さん
・出会い、学びがあり、やればやるほど活動が楽しい。
・交流で他にも若い世代が活動することを知り、自分たちもできることがあると感じた。
・学ぶことが多いのが動機付けとなり活動を継続している。
・若者の参画や成長をサポートするには、場があり、魅力的な企画があり、担当者のネットワークがあり、学生の熱意がありなどの様々な要因があってできる。

■参加者の感想など抜粋(アンケート結果、回答9名より)

[前半の話題提供は?] (とても満足8名、ほぼ満足1名)
・多世代連携のいい事例を聞くことができた。
・説明がわかりやすかった。
・小口さんの考えていらっしゃることや、メッセージがはっきり伝わってきた。
 地域の方々と学生との連携活動についての具体的事例や課題を聞くことができた。
・経験者がバトンを渡す工夫がリアルに感じられた。
 第三回に相応しく、課題解決のヒント(発表)があり、第二、第三のサクセスストーリーへの指針ができたように感じられた。
・MAGESの学生さんたちひとりひとりが仲間として活動に関わり、多くの人、子どもたちや地域との関わりを持つに至ったか、その過程や背景がよく分かった。世代や地域を越えて活動を学ぶ、自分たちに何ができるか考える、そのつなぎ役としてきっかけや場づくり、そして、信頼して任せるというという経験者の役割の大切さを改めて教えてもらった。
小さなつながり、きっかけから、さまざまな人や活動の現場などに触れて、そこに学びや刺激があったことが現在の関わり、活動につながっているという学生さん達の言葉も、とても示唆的でした。
・大学生一人ひとりの意見や正直な気持ちを皆様にお伝えすることができた。

[後半の意見交換は?](とても満足4名、ほぼ満足5名)
・意義深いと感じた
・参考になる部分もあった。
・学生の自主的活動についての想いや課題を共有できた。
・学生さんと小口さんのいい関係が垣間見えてよかったです。
・同じような思いを持っている人の間でも,ネットワークを作る難しさがあるということについて,いろいろな立場の方から意見をいただき,考えることができた。
・若い人は、率直なのでしょうけれど、もっと生意気でもいいのでは?
・とても内容が濃かったゆえ、若干時間が短かったように感じられた。

※本オンラインミーティングは、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受け開催しました