《報告》多摩川探検隊

 2022年9月22日、多摩川(東京都世田谷区)で、NPO法人砧・多摩川あそび村が地元の小学校3年生の多摩川探検授業を実施する際に、ごみグループのリーダーとして子どもたちのサポートをしました。

■興味のあるグループに分かれて活動
 「地域の自慢を見つける」総合学習の一つとして多摩川の魅力を伝えようという取組みでした。児童は、「ごみ」「虫・植物」「鳥」「魚」の4グループに分かれ、それぞれに専門リーダーが付いての多摩川探検です。後日、それぞれのグループから他のグループのみんなにも発表しその活動内容伝えるとのことです。
 
■ごみの状況を皆で見てから拾う
 ごみグループでは、どこにどのようなごみが落ちているのかを「探検」することも大切なので、まずはごみウォッチングをしました。
土手の方では、植物の下にパンの包みなど、よーく見てやっと見つかるごみを皆で確認してから拾いました。
 

 続いて、川の水際に行ってみると、「わ~っ」って驚くほどの様々なごみが水際に溜まっていました。場所によっては、細かく破片化されたプラスチック類も見られました。そのような状況を皆で最初はウォッチング。皆が確認し終わった後に、一斉にごみ拾いタイムとして、ごみを回収しました。
 

 
■ごみを並べて確認
 集めたごみは、ブルーシートに並べて、どのようなごみが多かったかを確認しました。
並べてみることで、どのようなごみがどのくらいあったのかをひとめで皆で知ることができます。ペットボトルや缶もありましたが、並べてみると容器包装類が山となりとっても多いことがわかりました。
 中には、対岸の自治体名が入った看板も。そのようなごみを見てこれらのごみはどこから来たのかを考えました。
 また、今、みんなで拾われたごみだけど、拾わなかったらどうなっているだろうか?も考えてもらい、川のごみについて考えることができました。
 

 当日は、保護者による安全サポートもあったおかげで、水際に行くこともでき充実した活動となりました。
「どんなごみがあるかを知りたかったから ″ごみ″ グループを選んだ」「知ってる!この小さなごみを魚が食べちゃうんでしょ」と話してくれる児童もいました。ごみだけでなく、川の様々な魅力を伝え、学んでいく、子どもたちのこれからの活動の広がりが楽しみです。

※この日の活動の一部は、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金企業協働プロジェクト(LOVE BLUE助成)を受け実施しました。