7月8日(火)、杉並区立井荻小学校6年生が、1,2時間目に善福寺川に入って清掃活動を行いました。今年もこのサポートに加わり、子どもたちが川とごみについて考えるお手伝いをしました。
井荻小学校は、学校の敷地内に善福寺川が流れるという珍しい学校で、総合的な学習の時間で学年が上がるごとにそれぞれに対応した善福寺川学習に取り組み、川に関連した生きものや水などを学び、川に親しんでいます。地域の環境や活動に詳しいリーダー、学校支援のグループなど多くのサポーターに支えられて様々なことを学び体験している児童たちです。
■善福寺川清掃

この日も安全に配慮し大勢の地域のサポーターが支援して、善福寺川の水際まで降りての清掃活動でした。スタート地となる善福寺池から出てすぐの水が流れ落ちる岩場ではサポーターたちがしっかりとガードをして水辺に降りた児童たち。左岸、右岸に分かれてごみ拾いを開始しました。
今年は水が濁っているようで、中心部の川底のごみが見えづらかったのですが、川の中に生えている植物の根元や草の上にひっかかるごみなどをていねいに拾い上げていきました。拾ったごみは一つひとつ記録係の児童に伝え記録シートにカウントにしていきました。



恐る恐る川に入ってみると冷たくて気持ちいいという児童、水には入りたくないという児童など、それぞれでごみを見つけ、途中で先頭を交替しながら学校脇までの約600mで清掃活動をしながら進みました。
回収したごみは、班ごとに重さを量り、記録した個数とともに、最後に集計しました。
大きなごみはあまり多くないと思いましたが、約70人の児童たちが集めたごみを合計すると、3,232g。個数は、お菓子などの食品ポリ袋44、食品のプラ容器15、飲料缶13、飲料ペットボトル8、等々でした。タバコのフィルターは、一昨年88だったのが昨年は5、今年も9に激減。、なんと今年はレジ袋は0でした。

■ふりかえりの授業
清掃の後には教室で、川ごみを減らすことについて考える授業時間をいただきました。
子どもたちが多かったと感じたのは、お菓子の袋などプラスチック容器や袋など。ライターや、ストロー、ゴムなどもあったといった声も聴かれました。
今回の授業では善福寺川のごみの行方として、川ごみは海に繋がり、海のプラスチックごみ問題が深刻であることなどを児童たちに伝え、プラスチックごみ問題について簡単に話をしました。その後、自分が減らしたいと思ったごみを挙げ、具体的にどのようにして減らしていくのかを班で話し合いながら考え発表しました。
それぞれがこの体験と授業で感じたこと考えたことを大切にして、できることから実行していくことを期待します!