2024/8/27 学生たちの日本海沿岸清掃でお話と、海岸ごみひろい

ivusa(NPO法人国際ボランティア学生協会)の全国から集まった学生さんたちが、5日間かけて山形県庄内地方の沿岸清掃活動を行っています。その結団式後のお話として、全国川ごみネットワークは、ごみ調査、伝え方のポイントなどを話す機会をいただきました。

既に各地でボランティア活動をされている学生さん、海岸清掃には今回初めて参加される学生さんもいましたが、いずれも意欲のある学生さんたちの集団です。今回の活動後にそれぞれの地域に戻って、それぞれが身近な川でのごみ調査を行うよう、調査する意義や、具体的な調査方法などをお伝えしました。

また、それぞれの地域でボランティア活動のリーダーとなりうる学生さんたちですので、企画するためのポイント、「伝える」ためのコツなどについての話をしました。

各地で、ごみ調査、ごみ削減の啓発活動の輪が広がることを期待します。


その後早速、会場近くの山形県遊佐町の西浜海岸で清掃活動を行いました。

波打ち際に沿って、ペットボトルやプラスチック容器の他にも漁具、ブイ、ロープなどが点々と続き、水際から離れて丘となっている手前には砂に埋まっているような大量のごみの溜まり場があるような状況の海岸風景でした。ペットボトルや漁具等を見ると、中国語やハングル文字、ロシア語などが多く日本海側のごみの特徴を感じました。

参加した約60名の学生さんたちは、グループごとに横一列に並び水際から丘側に向かって隙間なく拾い集めていき、また次の場所で・・・と、2時間以上拾い、最後には、集めたごみを集積場所まで皆で移動。チームワークの取れた活動で、テキパキと回収していきました。


この学生さんたちは、2,3日目は離島の飛島に渡っての活動、そしてまた遊佐町の海岸での活動と5日間海ごみを拾い続けるといったパワフルな企画です。

回収の手が回らないと思われる場所が多い日本海側でのとても有意義な活動であると、現場を見てあらためて感じました。