2023/8/18 韓国川の日益山(イクサン)大会(発表)

8月17-19日に、韓国西部の都市である益山(イクサン)にある円光大学で、韓国川の日益山大会が開催されました。
日本で毎年開催されている、いい川·いい川づくりワークショップで日韓の交流があり、この関係でNPO法人全国水環境交流会よりお声かけいただいて、全国川ごみネットワークとして代表と事務局が参加しました。

大会チラシ表紙
会場となった円光大学内の施設

1日目は、生態河川フォーラムがあり、その中で、全国水環境交流会の山道さんが発表と、ディスカッションに登壇。
2日目は、約30の市民団体が短時間に次々と発表し、優秀賞が選考されて3日目に発表と表彰というプログラム。川で活動する多くの市民団体の方々が集まり、今回が第22回。長年継続されている大きな大会です。

日本からは、いい川・いい川づくりワークショップの優秀団体として、22世紀奈佐の浜プロジェクト(全国川ごみネットワーク理事の所属団体でもあり、流域全体での川ごみ削減に取り組んでます)の若いメンバーが発表。
若い青年が関心を持って活動して未来がある!との会場からの声に拍手をいただきました。

山道省三さんがディスカッション参加
22世紀奈佐の浜プロジェクトの発表

その中で、2日目に「韓日河川ごみ特別セッション」がプログラムされ、日本から全国川ごみネットワークが、日本の河川ごみの状況と市民団体の取組などを発表してまいりました。
韓国から益山(イクサン)を流れる川で活動する3団体から、清掃活動、川ごみ調査とマッピングや、ドローンを使っての広域的なごみ分析手法などの発表と、ディスカッションがありました。
韓国でも、川の清掃活動からはじまり、川の生態系保全を熱心に活動されている団体も多かったようでした。

全国川ごみネットワークが発表
河川ごみディスカッションで登壇


発表に先立ち、現地の方にご案内いただいたのは、現地の川、万頃江(マンギョンガン)。コウノトリやクロツラヘラサギも見られるところもあるようで生態系を保全する活動がいろいろと行われているとのこと。河川周辺が自然保護区となっているエリアも広いようでした。
釣りやキャンプ客からのごみを減らすためにも自然保護区を増やしたいという(と思われる?)発表もありました。
日本のような河川の勾配が無いので、流れはあまりないようで、ごみもほとんど見られないようでしたが、一部では、先日の台風で集まった(と説明受けた)ごみが集まっていたところも見られました。
万項川(マンギョンガン)
万項川(マンギョンガン)車窓より


 
ソウル市内の清渓川(チョンゲチョン)水際遊歩道のごみ分別
ソウル市内の地下鉄駅のごみ分別(2分別と呑み残し入れも設置)