2021年10月3日、三重県四日市市の吉崎海岸で実施された「ウェルカメよっかいち早朝清掃」(主催:楠地区まちづくり検討委員会、共催:四日市ウミガメ保存会)で川ごみの話をする機会をいただきました
■ウミガメが産卵する海岸をきれいに!
伊勢湾にあるこの海岸は、ウミガメが産卵にやってくる年もあるという貴重な海岸です。しかし、鈴鹿川の河口に近いためか、ごみがたくさん漂着しています。ウミガメが産卵しにくる海岸をきれいにしようと毎月活動されている清掃活動のこの日の参加者は159名。
■活動前ちょっぴりに説明を!
活動前に、海岸にやってくるごみの多くは町なかから川を通じてきていることなどについてパネルを活用しながらお伝えしました。海岸ごみ拾いにいらしている意識の高い参加者のみなさんでも、町なかの川の上にあるごみ集積場から溢れているごみの写真を見て、日頃の生活から出るごみも考え直さないとならないことを感じてもらえたようでした。
■たくさんの漂着ごみ
親子の参加もあり、いろいろな世代の方がそれぞれに水際や植生の近くなどのごみを拾い集め、慣れた様子で集積場まで運び出していました。かなり長いこと放置されていた思われるペットボトルやぼろぼろのアルミ缶、最近の日付が付いている食品の袋や、ポリ袋の破片など様々なごみが次々と拾われていきました。広範囲に広がるごみはたくさんで、予定の時間になってもまだ拾い続ける方も多くいらしたくらいみなさん夢中で活動していました。
■マイクロプラスチック拾い
ごみ拾いの後には、四日市大学の千葉賢教授によるマイクロプラスチックのお話と、マイクロプラスチック拾い。砂浜にはマイクロプラスチックもたくさんあり、よーく見ると被覆肥料カプセルも次々と見つかりました。参加者も夢中になって拾い集めました(が、拾えたのは広~い海岸のほんのほんの一部でしかありませんでした)。
貴重な海浜植物、野鳥、ウミガメが将来にわたって見られるよう、みなで守っています!
※この日の活動の一部は、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金企業協働プロジェクト(LOVE BLUE助成)を受け実施しました。