善福寺川清掃とふりかえり

 8月31日(火)、善福寺川の学習に取り組む杉並区立井荻小学校6年生が清掃活動を行う授業のサポートに加わり、清掃活動後に体育館でのお話しの時間をいただきました。

■善福寺川清掃
 清掃場所は、水源である善福寺池の近くの最上流部。上から見るとごみはほとんどわからないきれいな流れです。そんな善福寺川に、区の許可をもらって特別に入って行う清掃活動でした。
 
 
この小学校の活動は、地域の環境や活動に詳しいリーダー、学校支援のグループなど多くのサポーターに支えられて行われています。
 
 
 
 
川の中に入ってみると、草の間などにひっかかったごみをたくさん目にしました。それらのごみを、左岸・右岸に分かれて児童たちは一つひとつていねいに拾いあげました。
 
 
 
回収したごみは、学校に戻り班ごとに重さを量り、個数を数えて、最後に集計しました。
数えられた中で一番多かったごみは、飲料缶で28個。それもビールやサワーの缶が目立っていたように感じました。それを子どもたちが拾うといのは悲しいことです。
 
 
■ふりかえりの授業
 清掃の後には体育館で、40分の授業時間をいただき、なんで川にごみがあるのか、川や海ごみの問題、どうすればよいのかなどを一緒に考えました。
 活動出発前には「楽しみにしていた」という児童はほんの一人でしたが、終わってみての感想を尋ねると、まず「楽しかった!」という声がいくつも挙がりホッとしました。やはり体験は大切です。
  
 
 「拾ったごみはどこから来たのだろう?」という問いに、「下水からきている」という発言も出たぐらい、善福寺川について何年もよく学習している児童たちでした(この日の活動域には、湧水からの流れも、常時は流れていなくとも下水からの排水口もあるところでした)。
 私にできることとして、ペットボトルを買わない、レジ袋をもらわない、だけでなく、プラスチックを使わない!などの発言も次々と出て、伝える側としても楽しい授業となりました。他にも、地域サポーターさんからの水質調査や生きもの調査の報告もあり、皆で川の環境を見守っています。

 この児童たちが、川の環境を良くするために、自分たちの行動を変え、周囲の大人たちにも影響を与え、小さなことからでも社会を変えるよう成長してほしいと願いました。
 
 

※この日の活動の一部は、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金企業協働プロジェクト(LOVE BLUE助成)を受け実施しました。