お話とアクティビティ

 5月14日(金)志木市立宗岡第三小学校4年生の2クラスで、「ごみはどうなってしまうの?」の出前授業を行いました。

 宗岡第三小学校は、校舎のすぐ近くに新河岸川が流れ、新河岸川と荒川に挟まれたところに位置しています。

■近くの川のごみと自然
 埼玉県環境アドバイザーである青木さんから、新河岸川の様子の写真を紹介しました。
 みんなが良く知っている新河岸川でも、よく見てみると食品袋やボール、バイクまでもが川に残されていること、河川敷の階段に置かれたごみが詰まったレジ袋などを見て、子どもたちは驚いていました。
 そして、ごみだけではなく、ダイサギやカモ類も川で魚をついばむ様子を見て、川の自然への思いを膨らませました。
 

  
■川ごみの状況
 新河岸川だけでなく、全国のいろいろな川でもごみ問題があることを知り、ごみが川を流れて海まで行ってしまい、海の生きものたちにも影響を与えることを知りました。
   
■海の生きものたちへの影響(アクティビティ)
 希望する児童にイルカ、アザラシ役になってもらい、漁網と見立てたネットをかぶせました。最初はすぐに外すのですが、手がないイルカやアザラシには外せないことを体感するアクティビティを行い、海ごみの深刻さをわかってもらいました。
 

■私ができること
 生きものたちをごみによって困らせないためにも、自分ができることを考えてもらい、最後にわかったことなどを発表してもらいました。
この学年では、1週間の家庭のごみ調べに取り組んでいます。その最中での授業となりました。
 

 
■児童の感想
 後日、児童たちの感想と、出前授業を行った私たちに対しての丁寧な御礼の手紙をお贈りいただきました!それぞれにたくさんのことを理解いただけたようでとても嬉しいものです。

わかったこと、自分にできることをそれぞれ書きました 全員から、全国川ごみネットワーク宛てに、とっても丁寧な御礼のお手紙をいただき感激です



◎話をきいてわかったこと(一部抜粋)
・川にはたくさんのゴミがある
・台風とかでながされたゴミがいっぱいある。
・ゴミをまちがえて生きものが食べちゃっていること。
・川ゴミがあるとこまる動物がこまるので、なるべくゴミをへらしたい。
・ゴミをすてていたから、それが葉っぱにひっかかって、それがちぎれて川にながされて、それからうみにながれて、アザラシやイルカがこまっていることに気づきました。
・たとえゴミをそこにおいといただけでも、ゴミが飛ばされて近くの川や海やはいすいこうに落ちてちがう所にいったりして、魚たちがまちがえて食べてしまって死んでしまうかもしれません。

◎これから自分にできること(一部抜粋)
・ゴミを見つけたらできるだけ拾っていきたい
・日曜日にまちのゴミひろいをできるだけひろってきれいにしていきたいとおもいました。
・いえでゴミになるようなものは、つかわないようにしたいとおもいます。
・ゴミをすてないようにしたいと思ったので、かぞくや、おかあさんやおばあちゃん、おじいちゃんにもつたえたいなと思いました。
・ゴミを川やうみやみちばた、どぶにすてないようにしたいです。そのためにたべたおかしのふくろ、のんだストローをしっかりゴミばこにすてたいです。
・家でもどこでもポイすてたら落ちていくのはぜったいにいけないから、これからゴミになる物はなるべく使わないようにしたいです。

 
※この日の活動は、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金企業協働プロジェクト(LOVE BLUE助成)を受け実施しました。