《報告》小学生とプラスチックごみを考える

7月2日に、JIYUアフタースクール「プラスチックごみ問題を考える」のプログラムに、
全国川ごみネットワークがお手伝いをしてきました。

自由学園初等部(東京都東久留米市)で放課後に実施されるアフタースクールのプログラムに
事前申込を行った小学3~5年生の12名の児童が参加。

積極的に参加する児童たちであり、学校での教育の成果か、こちらが想像していた以上の知識を持ち、海ごみへの関心の高さを知りました。

説明をするなかで、こちらが話す前に、
「こんど魚より海のプラスチックの方が多くなっちゃうんだよ」
と話す子がいたり、
「クジラのおなかにプラスチックが詰まっているんだよ」
「日本のごみは外国に輸出されているんだよ」
(ここで、中国はもういらないと言って、輸出できなくなったことを 話すと、
「なんで、中国はこれまでごみなんかを買っていたの?」 などの質問が出たぐらいでした。)
などの対話を楽しみなが室内でお話。

その後、屋外に出て、実際にごみ拾いを体験。
この学校は、東京の郊外で、学校の敷地内に荒川水系の
新河岸川の支流の支流の支流の立野川が流れているというすばらしい環境。

その学校の敷地内の川でも、数は少ないながらも、なぜかライター、焼酎空き缶、
プラスチック破片なども見つかり、子どもたちも驚いていました。


最後に、回収したごみを数え分別しました。
ペットボトル1、レジ袋9、カップ型飲料容器1、
食品ポリ袋3、飲料金属キャップ2、プラスチックキャップ1、
飲料びん1、飲料缶1、
硬いプラスチック破片13、ポリ袋・シートの破片4、その他でした。

元々体験活動をたくさん積んでいる子どもたちでしたが、
やはり、身近な川で、体感し、知識を深めることができたものと感じました。

最後のふりかえりでは、今日感じたことを、多くの人に伝えましょう!!と
カードを渡しました。
「教室に貼る」、「お母さんに渡す」などと言って
児童たちはそれぞれにメッセージを書きました。
プラスチックごみ問題について考え、行動できる人を周囲に広めてくれるようで
頼もしいかぎりです。