河川管理者による「水辺のごみ見っけ!2025」調査報告のまとめ

全国水辺のごみ調査(水辺のごみ見っけ!)2025には、河川管理者のみなさまから100件のご報告をいただきました。
調査の結果をまとめましたので、参考になさってください。


★★★調査の結果報告(全17ページ)は、以下からPDFをダウンロードしてご覧ください★★★
「水辺のごみ見っけ」全国調査2025(河川管理者)報告&調査データ一覧(PDF:2.3MB)




1.調査概要・目的
水辺のごみの散乱状況を全国規模で把握し、川ごみ対策を考え、ごみ削減啓発を推進することを目的とした3項目のごみ調査を、全国川ごみネットワークが河川基金を活用して実施しています。本調査に、国土交通省の河川管理者が、全国の一級水系の河川で市民と連携するなどして、調査協力されました。

2.調査方法
・調査期間:2025年4月~11月30日(任意の日)
・調査場所:一級河川でごみが目立つところ1カ所以上
・調査項目:①飲料ペットボトル、②レジ袋(袋入りのごみ含む)、③カップ型飲料容器
の目視(または回収)による個数調査。
調査は、市民等と連携した調査(ごみ拾い)、または河川管理者単独での調査

3.調査報告数の集計

地方
整備局
報告
地点数
調査水系/
全水系数
人数
(人)
距離
(m)
ペットボトル
(本)
レジ袋
(枚)
カップ型飲料
容器(個)
北海道137/131,15528,3502,251881127
東北2110/121,13340,58360018932
関東11/84015018300
北陸33/124225,3501561417
中部149/132,70813,0001,144345752
近畿178/102735,6102,188312181
中国106/132,37216,3451918037
四国64/86952,900676187
九州55/204905,0001808440
合計9053/1098,908137,2887,4041,9531,193
調査報告数の集計

4.結果概要 (市民調査と合わせた結果)
※詳しくは、こちらから⇒水辺のごみ見っけ!2025調査結果

5.ごみの削減にむけてのコメント
調査河川または調査地における、ごみの散乱状況やその原因、ごみ削減に向けて、様々な意見が挙げられました。その一部を紹介します。

(1)ごみの状況と散乱理由
【場所・状況】
〇ひと目につきにくい場所(捨てられやすい環境)~不法投棄:
橋の下、車を停車でき、ひと目につかない
雑草が繁茂、心理的に捨てやすい
〇堤防道路:通行車両多い
〇河川利用者が多い ~放置、ポイ捨て:
レジャー[野球場、パークゴルフ場、スポーツ広場、サッカー場、キャンプ、バーベキュー等]、 水辺の楽校、 かわまち広場、公園で利用
〇周辺環境:都市部で、支流が合流、河道屈曲の外側で潜在的にごみが溜まりやすい

【人の行動】
〇ポイ捨て:
・釣り人が投棄、道路沿いの河畔林区域でのポイ捨て
・橋の上から
・散策やバーベキューなど行った後の放置
・車から:車両走行が多いなど
・モラルの欠如:ごみが既に散乱していると捨ててもよいと思われる

【管理・システムの問題】
〇管理不十分:川裏の工場から風で飛ばされてきた。結束紐、肥料の袋など
〇意図しない散乱:置き忘れ、風に飛ばされるなど、意図せず散乱

【自然要因・その他】
〇漂着:流れてきた、上流からの漂着
・上流から土砂と共に流れ着き河口部の土砂堆積部分に大量のごみも堆積
・特にプラスチック袋、シート類が河畔林に引っかかっている
〇取り残された:洪水、増水時のごみが高水敷に残されている
・出水時のごみが引っ掛かっている

(2)ごみを減らすためにできること
〇教育・啓発活動:
・利用者に向けた啓発 。 アピール・呼びかけ
・地域への啓発=不法投棄防止
・ごみ拾いに環境学習を組み合わせる
・河川愛護の意識を高める
・ごみ拾いに団体(会社・学校等)単位で参加し、ごみについて考えるきっかけつくり
〇綺麗な状況を保つ:
・こまめな回収、清掃活動
・草刈り
・捨てやすい場所にしない。日頃からキレイな状態を保つ
〇設備・インフラの改善:
・車両の進入抑制、車止め設置
・看板設置
・ごみ箱設置
〇発生源対策、一人ひとりの意識:
・各自がマナーを守る、意識向上
・一人ひとりが意識してプラ製品の利用削減
・ペットボトルの根本の販売量を減らしごみを減らす
〇排出者への働きかけ: 高水敷占用者への注意喚起=農家の肥料袋対策
〇広報 : SNSで周知
〇監視・パトロール : 監視カメラの設置
定期的なパトロール

(3)その他・現場の声
【気になった状況】
〇「見てます」のごみ捨て防止用看板奥にタバコの吸殻が大量にあった
〇ごみの種類や散乱状況から、家庭ごみを持ってきてばらまく人がいると考えられる
〇一か所にごみが集まっているので、家庭ごみを袋ごと投棄している人がいると思われる
〇朽ちたトタンや大型の発砲スチロール等、比較的大型のごみが多い

【少ない、少なくなった】
〇全体的としては、ごみが少なく、利用者のマナーが良いと感じた
〇以前に比べ、ごみの数は少なくなったと思う。ただ、流況により変化する
〇ごみの量は減っているが、ペットボトルが多く見られた
〇ごみ少なく、公園を利用者がルールを守り公園を大切にされていると感じた
〇今季は河川敷が隠れるような出水が無く、漂着ごみが見当たらなかった

※市民調査と合わせた調査結果の集計およびコメント概要等は、PETボトルリサイクル推進協議会、 全国清涼飲料連合会、日本プラスチック工業連盟、(一社)プラスチック循環利用協会等に報告します。 



6.各地の調査実施状況



☆各地の実施状況は、こちらから⇒地方整備局(開発局)ごとの実施状況(PDF)



☆データは、こちらから⇒調査データ一覧(PDF)

「水辺のごみ見っけ」全国調査2025(河川管理者)報告&調査データ一覧(PDF:2.3MB)

※本調査は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けて実施しました