保津川のごみ問題

美しい保津峡にも、1990年代半ば以降、大量のプラスチックごみが流れ着くようになりました。その多くはペットボトルや食品トレイ、レジ袋など生活ごみです。こうした事態に最初に立ち上がったのが保津川下りの船頭さんたちでした。保津川開削から400年目の記念の年となった2004年には、初めて市民や企業、行政が一体となった清掃活動が行われ、以来、毎月行われている保津川クリーン作戦は2017年2月には記念の100回目を迎えます。

保津川のごみ 2016年10月22日に保津峡獅子ヶ口にて調査
保津川のごみ 2016年10月22日に保津峡獅子ヶ口にて調査
支流でも活発に清掃活動が行われています
支流でも活発に清掃活動が行われています

また、2012年には内陸部では初めての「第10回海ごみサミット2012亀岡保津川会議」が開催され、そこで採択された「亀岡保津川宣言」「川のごみや海のごみをともに考える京都流域宣言」の内容を具現化するため、市内の関係16団体で構成される「川と海つながり共創(みんなでつくろう)プロジェクト」が始まり、清掃活動や環境教育、ごみの削減など積極的な取り組みを進めています。
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リンク:●亀岡保津川宣言
    ●川のごみや海のごみをともに考える京都流域宣言